
今回は、
「黒と紺の2色の石を使った片耳ピアスを、サプライズで男性様にお返しのプレゼント!」
というお話。
以前「深紅とサーモンピンクの薔薇の花束をイメージした片耳ピアス」をプレゼントされた女性様より、
「今度は彼の誕生日に、お返しの片耳ピアスを贈りたい。」というご相談。
男性様の好きなカラー、お持ちのレザージャケットなどから黒と紺色に大変こだわりがあるご様子でした。
前回、私も男性様にお会いしているのでイメージが膨らみます。
アイデアをたくさんご提案させていただく中で、こだわりの2色をしっかりと表現するため横長デザインに。

ブラックダイヤ、トルマリン、ラピスラズリ、黒水晶などもご提案しましたが、女性様が理想とするこだわりの色味はなかなか見つからず・・・。
そして、色味の幅が広いサファイアをご提案。
数点のサファイアから理想の紺と黒色の石を探し当てました!
ようやく理想の石に出逢えたその作業は、二人で拡大鏡と石を照らすライトを使ってまるで宝探しのようでした。

選ばれた2石がこちら。
向かって左が青色。いわゆるサファイアブルーの深い色。
黒色は、インディゴブルー寄りのこちらも深いトーンのカラー。
そして、石のカットは研磨職人さんにバトンタッチ。

こちらが研磨後のサファイアです。
色がイメージ通りに出て一安心。
職人さんは、「全体が1センチ程のスケールでしたので小さく、2石の面取りの合わせにとても苦労した」とおっしゃっていました。

そして加工を施したのが冒頭の写真です。
プラチナの直線的でシンプルな枠がクールな石のカラーをより引き立てます。
男性様の誕生日当日に1階カフェでお待ち合わせされた後、お渡しいたしました。

1石の黒い石に見えますが、光の加減で黒と紺の2色が確かに表れます。
横長デザインは、横、縦、斜めと色々な着け方が出来ます。
おふたりの耳もとに、それぞれから贈られたオーダーのピアスがきらり。
これからも仲良く、楽しくお過ごしくださいね。
コンセプト ジュエリーワークス
デザイナー
橋本 志織