
2022年1話目のstory of works.
お母様から数点のジュエリーを数年前に譲り受け、ミモレで紹介されていた当店のジュエリーリメイクのブログをきっかけに、ご相談くださいました。
(「mi-mollet(ミモレ)」は、スタイリスト大草直子さんが編集長をされているwebマガジン)
「私のもっているジュエリーがダイヤ中心で、あわせて楽しめたり、普段使いもできる色石のリングが欲しい。」というご希望。
中でもこのエメラルドリングは、お母様が大切にされていたこともあり特別な存在とのことでした。
こちらが加工前のリング。

デザインのご希望は、
「マリッジリングやエタニティリングと重ね着けしたい。左右の薬指に着けられるようにしたい。リングがまわっても痛くない作りに。」とイメージを教えてくださいました。
お持ちのハイブランドやデザイン性のあるジュエリーと、どのように組み合わせても楽しめるように、エレガントで品のあるデザインをご提案。
取り巻きから一列にすっきりとダイヤをエタニティに、
また、フクリン留めしたエメラルドを浮かせることによって、他のリングと重ね着けした時に隙間が生まれないような構造に工夫しました。結果、光がたくさん入りエメラルドに透明感が増しさらに明るく見えるように。

お母様にも見せてあげたい、そして、いつかお嬢様へとおっしゃっていました。
世代を超えて愛される特別なジュエリーになりますよう願っております。

クレオパトラも魅了したエメラルド。
透明感溢れるエメラルドグリーンの光は、古来より人々に健康や幸運をもたらしたといわれています。いつの時代も美しいものにはパワーがあるのですね。
皆さまにとって2022年がキラキラと光溢れる年になりますように。
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
コンセプト ジュエリーワークス
デザイナー 橋本 志織