
ご相談いただいたのは、恵比寿で店舗設計やインテリアなどのデザインのお仕事をされている30代の女性様。
今回のお話の発端になったのは、お父様のお言葉です。
お父様がご実家のお片付けをされていた時に、お母様(ご相談いただいた女性様のお祖母様)の古いリングを見つけられ、
「形を変えてでもふたりで使ってあげてくれないか。」
と、奥様(女性様のお母様)と女性様にたくされたそうです。
こちらがそのお祖母様のリング。
7ピースの角サファイアの両側に12ピースずつのダイヤが織りなすクラシックなデザイン。

女性様とお母様とおふたりご一緒にご来店、ご相談くださいました。
おふたりのライフスタイルを伺い、お持ちのジュエリーとスタイリングできるよう考えていきます。
特に女性様は仕事場が近いこともあり時おりお店にお寄りいただいてデザインをつめていきました。
お仕事以外にも多趣味で活動的な女性様は、7ピースのサファイアを直線的に配列した左右非対称デザインのピアスに。短い方は、縦や斜めでも着けられます。


教育関係のお仕事をされているお母様には引っかかりなく着けられるダイヤのハーフエタニティリング。マリッジリングと重ね着け出来ます。

女性様から、
完成したピアスを身に着けられて、
「フランク・ロイド・ライト建築のようですね。」と感想をいただきました。
連続する幾何学模様はライトのステンドグラスのような雰囲気になっています。

自由学園明日館 フランク・ロイド・ライト(アメリカ 1867-1959)
お父様の発案で実現した3代をつなぐジュエリー。
再びキラキラと輝く時が始まり、新たな記憶が連なっていくことになりました。
コンセプト ジュエリーワークス
デザイナー 橋本 志織