あけましておめでとうございます。
デザイナーの橋本です。
皆さま、どのような新年を迎えられましたか?
本年も、アートな感性や既成概念にとらわれないたくさんのアイデアで、皆さまのジュエリーライフがもっと楽しくハッピーになりますように、お手伝いさせていただきます。
昨年は、「今のあなたをキリトル。」をコンセプトに、当ギャラリーで11月に大社優子さんの移動写真館を開催しました。
当店のお客様では、以前制作させていただいたジュエリーを素敵に装って撮影にのぞまれた方もいらっしゃいました。
移動写真館は今年も秋に開催予定です。さらに、皆さまにお会いし、たくさんお話しできるような新たなイベント企画を考えていますので、どうぞお楽しみに。
そんな新企画のアイデアを求めて、年始のお休みに静岡に行ってまいりました。
目指したのは、「芹沢_介美術館」です。

周辺の自然と溶け込むように石を積み上げた平屋建築は、建築家・白井晟一が手がけ「石水館(1981)」と名づけられました。白井は、渋谷区松濤美術館を設計したことでも知られています。

型絵染の人間国宝、染色家・芹沢_介(1895−1984)は、日々の暮らしを楽しく彩る作品を数多く生み出した日本の「民藝」を代表する作家のひとりです。
作品には、のれん、屏風、着物、帯、うちわなど、また染色に留まらず装丁、陶器の絵付け、看板・照明のデザインなどがあります。

「御滝図のれん」紬に型染 1962

「酒悦マッチボックス」1955
今もなお色褪せない斬新でモダンなデザインでありながら心温まる芹沢作品。
どの作品にも愛をもって向かい合う姿勢が感じられ、永く多くの人に親しまれる理由が分かります。
館内の様子です。
木の組天井とアーチの窓枠が印象的でした。

(芹沢_介美術館 HPより)
美術館のそばにある芹沢_介の家も見学してきました。
芹沢が集めた日本をはじめ世界中の工芸品や家具を見ることができます。
芹沢作品の「もうひとつの創造」を垣間見ることが出来ました。

リビングの奥には作業机がありました。
染色は、絵師・彫師・染師に職人が分かれるのがスタンダードですが、芹沢は作品の全工程を自ら手がけていたと言われています。
この机でアイデアが生まれ、絵を描き、型を彫り、楽しんで作業する姿を想像しました。

アートな感性を存分に刺激され、たくさんのヒントをいただく訪問となりました。
新しい企画については、折に触れてまたご報告させていただきますね。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

コンセプト ジュエリーワークス
デザイナー 橋本志織
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